
住宅の新築計画において、こだわりを取り入れたい場所のひとつとして常に上位に挙がるキッチン。
自分好みに整えたキッチンで料理ができたら、新しい生活をさらに楽しめますね。
新築のキッチンづくりにおいて、最低限必要なものから採用するとより便利になるオプションまで詳しく解説します。
キッチンづくりの参考にしてみてください。
新築のキッチンで必要なものの選び方
新築のキッチンは、これまで使っていたキッチンでは叶えられなかった使い方を実現する、機能性やデザイン性を重視したアイテムの選択が必要です。
新築のキッチンが使いやすいよう、必要なものの選び方をご紹介します。
・加熱機器
・食器洗い機
・レンジフード
・食器棚/カウンター
それぞれ解説します。
加熱機器
現在加熱機器の主流はガスコンロとIHヒーターです。
炎が出るガスコンロは炒め料理やあぶり料理に、鍋の中で滞留が発生し均等な加熱が可能なIHヒーターは煮物料理に適しています。それぞれ長所短所があるため、普段よくつくる料理や加熱機器の清掃性、操作性などを総合的に検討して選びましょう。
食器洗い機
ビルトインタイプの食器洗い機は、最近のシステムキッチンにはほぼ組み込み可能です。採用率が高く、手洗いの時間が不要になるため家事の時短化につながります。
一方で、定期的なメンテナンスが必要であり、電気製品である以上10~15年の耐用年数を目安に交換する手間がかかります。設置しない場合は食器洗い機のサイズ分だけ収納スペースが広がるため、家事の時短と収納力どちらを優先したいかで決めましょう。
レンジフード
オープン型キッチンが増えてきていることもあり、吸引力が高いレンジフードが増えています。
内部コーティングなどで清掃性が高いタイプもあり、お手入れも楽になってきました。
カラーのバリエーションも増えているため、キッチン本体の扉の色とバランスが取れる選択をするといいでしょう。
食器棚/カウンター
食器や調理器具、キッチン家電などを収納するために、食器棚やカウンターは欠かせません。
キッチンの広さやキッチン本体のレイアウトに合わせてレイアウトを決めると、キッチン内での動きがスムーズになり収納量も確保しやすいです。
キッチンの背面収納の選び方は、下記記事よりご確認くださいませ。
>> キッチンの後ろの収納をどうする?背面収納の選び方や意識すべきポイントを解説! <<
今まで使っていたキッチンの不満点を解消できるよう、新築のキッチンでは機能や仕様、カラーなどを一つずつしっかり検討していくことが大切です。
取り入れると便利なキッチンのオプション
必ず必要なわけではありませんが、採用すると便利なのがキッチンのオプションです。
標準仕様からグレードアップさせるため追加金額が必要ですが、設置後10年以上は使うことを考えると、コスパは十分といえます。採用を検討したいキッチンのオプションをご紹介します。
・タッチレス水栓
・自動洗濯機能付き換気扇
・セラミックのワークトップ
それぞれ解説します。
タッチレス水栓
蛇口本体に触れることなく水やお湯が出せるタッチレス水栓は、近年人気のオプションです。
下ごしらえで手が汚れていても、センサーに手をかざせば水やお湯の出し止めが可能です。
タッチレス機能は電気で動くため停電時には使えませんが、万が一の時は手動でも水を出せる設計になっています。
自動洗濯機能付き換気扇
毎日料理をする場合、換気扇はどうしても汚れが溜まりやすいものです。
しかしフィルター掃除はともかく、ファンの掃除は労力がかかります。フィルターやファンを自動洗浄してくれるタイプの換気扇なら、シンクでごしごしとこすり洗いする手間がかかりません。
プロの清掃業者に依頼する際の料金を考えれば、オプションで採用した方がコストも抑えられるでしょう。
セラミックのワークトップ
システムキッチンのワークトップはステンレスか人造大理石から選ぶのが一般的ですが、最近はセラミックを選択するケースが増えています。
高温で焼成されているセラミックは傷や汚れにとても強いため、耐久性が高く清潔に使えるのが人気の理由です。重厚感もあることから、オープン型キッチンの場合は見映えもよくなって一石二鳥です。
また、綾野製作所では、LIXIL社のシステムキッチン「リシェル」と同じセラミック天板を採用しております。お部屋の統一感を重視される方は、ぜひ綾野製作所へご相談ください。
より効率的に、かつおしゃれに使えるキッチンにするために、予算とのバランスも考慮しながらオプションの採用を検討してみましょう。
新生活だからこそ!おすすめキッチン家電
新築のキッチンで、これまで以上に機能的な料理ライフを楽しみたいという方は多いでしょう。
そこで、おすすめのキッチン家電をご紹介しますので、今お持ちの家電にプラスしてみてはいかがでしょうか。
家電を設置する際は、コンセントの位置を意識することが大切です。
綾野製作所では、上キャビネット(引き戸+オープンタイプ)にコンセントを2箇所設けています。
2口コンセントを左右両サイドに配置しているため、コードが煩雑になりにくく、使いたい場所に複数の家電をすっきりと設置できます。
おすすめの家電
・コードレスミキサー
・低温調理器
・炊飯器
それぞれ解説します。
コードレスミキサー
スムージーや冷製スープを手軽につくれるコードレスミキサーは、1回の充電で数回の調理が可能です。
電源コードが邪魔にならず、調理スペースをすっきり使える上に、コンパクトサイズなら少量の調理に適しており大変便利です。
低温調理器
レトルト食品の調理に特化したキッチン家電です。
電子レンジよりも小型なためスペースを取らず、時間設定であたためるだけというシンプルな操作で手軽に使えます。コンロを使わないため、子どもやお年寄りでも安全に使える上に後片付けも楽という魅力も見逃せません。
炊飯器
自動でご飯が炊ける炊飯器は、炊飯中に副菜や味噌汁を作れるため夕食の準備が効率化でき、子どもの塾や夫婦の帰宅時間がずれても保温機能で温かいご飯を提供できる点が便利です。
ただし、キッチンは炊飯器やポットなどから出る水蒸気で湿度が上がりやすい場所だけに、炊飯器の設置場所には注意が必要です。
綾野製作所の食器棚は、内部に「適湿化素材モイス」を採用しており、カビの原因となる蒸気をすばやく吸収・放出します。安心して食器棚に炊飯器を置けるほか、ライフスタイルに合わせて使いやすい位置に設置できるため、調理作業の時短化をしっかりサポートします。
最近のキッチン家電はコンパクトながら多機能な商品が増えてきました。
調理の時短につながる機能性はもちろん、デザイン性にもこだわってスタイリッシュなキッチンのアクセントになるよう選ぶといいでしょう。
キッチン家電を収納できる食器棚を是非、プロの意見を聞きながら検討しましょう。
まとめ
こだわりを生かした新築キッチンで調理作業を効率化しよう
新築のキッチンに必要なもの、あると便利なものは家族の人数や調理の頻度、よくつくるメニューなどによって異なります。
今使っているキッチンで使いづらいと感じている点や、もっとグレードアップしたいと考えている点を整理して、新しい家でそれらを解消するためには何が必要なのかを考え、理想のキッチンづくりを進めてみてください。