キッチンをリフォームしたいと思った時「キッチンリフォームに使える補助金制度はどんなものがあるか」「補助金額はいくらもらえるか」気になりますよね。
今回は、2024年に利用できるキッチンリフォームの補助金制度や、対象になるリフォーム工事について解説していきます。
キッチンリフォームで使える補助金は主に4種類
キッチンや台所をリフォームする場合、費用の一部を補助してもらえる補助金制度を利用できます。
主な補助金制度は次の4種類です。
子育てエコホーム支援事業
自治体の補助金制度
長期優良住宅リフォーム推進事業
介護保険制度
それぞれ詳しく説明します。
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業とは、物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯が省エネ性能を有する新築住宅を取得する場合、またはすべての世帯で住宅省エネ改修(リフォーム)を行う場合に、国が支援する制度です。
省エネ性能を有する注文住宅の新築、または新築分譲住宅の購入は子育て世帯や若者夫婦世帯のみが対象となりますが、省エネリフォームに関してはすべての世帯が対象となります。
補助金の対象となるのは、次の2つの条件を満たした方です。
エコホーム支援事業者と工場請負契約等を締結してリフォーム工事をする方
リフォームする住宅の所有者等であること
なお「リフォームする住宅の所有者等」とは、次に該当する方です。
住宅を所有して居住する個人またはその家族
住宅を所有し賃貸に供する個人または法人
賃借人
共同住宅等の管理組合または管理組合法人
補助金の対象となるリフォーム工事は次のとおりです。
-
- 開口部の断熱改修
- 外壁・屋根・天井・床の断熱改修
- エコ住宅設備の設置
- 子育て対応改修
- 防炎性向上改修
- バリアフリー改修
- 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
- リフォーム瑕疵保険等への加入
上記のうち、4〜8のリフォームについては、1〜3のいずれかのリフォームと同時に行う場合のみ、補助の対象となります。また、申請する補助額の合計が5万円未満の場合は、補助の対象外となります。
対象期間や補助金額は次のとおりです。
補助額は対象工事内奥の補助額の合計
補助の上限は1戸当たり20万円(子育て世帯や若者夫婦世帯は10~40万円の上限引き上げあり)
交付申請期間は、2024年4月2日から予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)
対象となるリフォーム工事の詳細や工事ごとの補助額の詳細については、国土交通省が運営する子育てエコホーム支援事業の公式サイトを確認してください。
自治体の補助金制度
現在住んでいる市区町村では、キッチンのリフォームを含む住宅改修工事に対して補助金制度を設けている場合があります。
例えば、東京都北区では「住まい改修支援助成」という補助金制度を設けており、北区内の中小事業者を利用してキッチンを含めたリフォームを行う場合に、工事費用の20%(上限10万円)の補助を受けられます。
補助金額や支給条件は自治体ごとに異なりますが、キッチンを含めた幅広いリフォーム工事に利用できる補助金制度が多く、リフォーム費用の10〜30%程度、補助の上限が5〜20万円程度となることが多いのが特徴です。
ただし、補助金制度を設けていない市区町村もあるため、お住いの役所の公式サイトを確認して、利用できる補助金制度がないか探してみることをおすすめします。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、既存住宅の長寿命化または省エネ化などを目的とした性能向上リフォームや、子育てしやすい環境づくりのための優良なリフォームに対して国が支援するものです。
次の2つの条件を満たすリフォーム工事が対象となります。
インスペクションを実施して、維持保全計画や履歴を作成すること
公示後に耐震性と劣化対策、省エネルギー性が確保されていること
対象となる費用の3分の1が補助され、補助金の上限は1戸当たり80万円です。
2024年10月末時点で、通年申請タイプのみ受付可能で、受付期間は令和6年(2024年)11月29日(金)までとなっています。
詳しくは長期優良住宅化リフォーム事業の公式サイト、または国土交通省の公式サイトを確認してください。
※事前支度タイプ「安心R住宅」「提案型」は受付期間終了
令和6年度も長期優良住宅化リフォームを支援します!|国土交通省
介護保険制度
介護保険制度とは、要支援・要介護に認定されている方を対象とした、高齢者の介護を社会全体で支え合うために創設された制度です。
介護が必要な自宅環境を整えたり、介護する側の利便性を向上したりする目的での自宅のリフォームに活用できます。
介護保険制度をリフォームに活用する条件とは次のとおりです。
利用者や要支援・要介護認定を受けていて回収する住宅に住んでいること
※利用者が入院もしくは福祉施設などに入居している場合は対象外。
工事完成後に費用発生の事実がわかる書類(領収書など)を提出することで、住宅改修費の9割相当額が支給されます。
支給額の上限は、支給限度基準額の9割に当たる18万円です。
なお、介護保険制度を活用したリフォームは、事前にケアマネージャーなどへの相談が必要になり、手続きもケアマネージャー経由で行う必要があります。
介護保険における住宅改修|厚生労働省
どんなキッチンリフォームが対象となるの?
リフォームに活用できる補助金制度や保険制度はさまざまですが、対象となるキッチンリフォーム工事は、制度によって異なります。
ただし、一般的に省エネ対策として性能向上を目的としたリフォームや、子育て環境の整備のためのリフォームが補助金の対象になりやすいと考えておきましょう。
補助金の対象となるリフォーム工事には、次のようなものがあります。
対面式キッチンへの交換
ビルトインコンロや食洗機、レンジフードの設置
節湯水栓の設置
なお、補助を受けるには、制度ごとの要件をクリアしなければならないため、事前の確認やリフォーム会社への相談をおすすめします。
対面式キッチンへの交換
対面式キッチンに交換するリフォーム工事は、補助金の対象です。
前述の子育てエコホーム支援事業や長期優良住宅化リフォーム推進事業では、子育て環境整備のためのリフォームと位置付けられているためです。
ビルトインコンロや食洗機、レンジフードの設置
ビルトインコンロや食洗機、レンジフード設置のためのリフォーム工事も補助金の対象となるケースが多いでしょう。
これらのリフォーム工事も、子育てエコホーム支援事業と長期優良住宅化リフォーム推進事業の対象工事です。
節湯水栓の設置
節湯水栓の設置も、補助金の対象になります。
節湯水栓とは、建築物省エネ法で定められたお湯の削減量基準をクリアできる水栓のことです。
従来の水栓と比較して吐水量を抑えられるため、水道料金の節約や二酸化炭素排出量の削減を期待できます。
節湯水栓設置のリフォーム工事は、子育てエコホーム支援事業の省エネ改修(必須工事)に該当します。
過ごしやすいキッチンにはどんなメリットがあるの?
ここまで、キッチンリフォームに活用できる補助金について解説してきました。
しかし、実際にリフォームしてキッチンが過ごしやすくなった場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットは次のとおりです。
家族のコミュニケーションが増える
家事が楽になる
料理をする時間が楽しくなる
家族のコニュニケーションが増える
過ごしやすいキッチンにリフォームすることで、家族のコミュニケーションが格段に増えます。
例えば、対面型キッチンやアイランドキッチンを採用すれば、料理をしながら家族と会話を楽しめるほか、キッチンカウンターを設置すれば、家族が集まってくつろぐスペースになり、自然と会話が生まれやすくなります。
また、ダイニングとの一体感が高まれば、食事の準備から片付けまでの一連の流れの中で家族が自然に協力し合える環境の整備が可能です。
子どもたちの宿題を見守りながら料理をしたり、休日に家族で料理を楽しんだりと、キッチンが家族の交流の場所となることで豊かな家族時間を過ごせます。
家族の絆が深まり、お互いの日常を共有する機会が増えるでしょう。
家事が楽になる
家事効率が向上するのも、キッチンリフォームのメリットです。
食器洗い乾燥機やIHクッキングヒーターといった最新の家電製品の導入により、家事にかかる時間と労力を軽減できます。また、使用頻度に応じた収納計画に合わせて収納スペースを増設すれば、調理器具や食材の整理整頓が容易になり、作業時間を短縮できます。
さらに、動線を考慮したレイアウトにすることで、無駄な動きが減り、効率的な作業が可能です。
作業スペースを十分に確保できれば、調理や片付けがスムーズに行えます。
家事が楽になり、日々の負担を減らせれば、自分の時間や家族との時間を増やせるでしょう。
料理をする時間がより楽しくなる
キッチンが明るく使いやすい空間であれば、料理への意欲が高まるほか、十分な作業スペースでは、新しいレシピに挑戦したり、複数の料理を同時に作ったりしやすくなります。
また、自分好みの雰囲気のキッチンでは、料理時間がリラックスタイムに変わります。好みの色や素材を取り入れれば、キッチンにいるだけで気分が上がるはずです。
さらに、最新の調理機器を導入することによって、料理の幅が広がることに加え、温度管理が正確になるため、失敗が減るでしょう。
これらの要素によって、料理が単なる家事ではなく、クリエイティブな趣味として楽しめるようになります。
キッチンで料理する時間を楽しくしたいなら食器棚にこだわろう
キッチンで料理する時間を楽しみたいなら、食器棚にこだわるのがおすすめです。
食器棚はキッチンを構成する設備の1つであり、キッチンの雰囲気や使い勝手に大きく影響するからです。
また、食器棚にこだわることで、次のような効果を期待できます。
機能性が高い食器棚を置くことで家事の効率がアップする
家事動線を確実に確保できる
ゴミ箱の収納スペースとなる
機能性が高い食器棚を置くことで家事の効率がアップする
機能性が高い食器棚を設置すれば、家事効率の大幅アップが可能です。
引き出しや棚板の高さを自由に調整できる食器棚を選ぶことで最適な収納が可能になります。
必要な調理器具や食器をすぐに取り出せるので、料理の準備時間を短縮できます。
また、食器棚には電子レンジやトースターなどをすっきり収納できるため、調理スペースが広がり、より快適に料理を楽しめるでしょう。
機能性が高い食器棚を導入する場合は、実際に使用する様子をイメージしてください。
どのようなものをどれだけ収納したいのか、引き出しにするか扉にするか、家電設置スペースや作業スペースはどれくらいかなど、必要な機能を整理しましょう。
綾野製作所では、100万種類を超えるユニットアイテムを用意しております。あなたに必要な機能やアイデアに応じて、さまざまな組み合わせが可能です。
東京・大阪にてショールームを常設しています。
直接製品に触れていただくことで、食器棚の雰囲気を感じていただけます。
また、綾野製作所の製品を熟知した専門スタッフがご要望をヒアリングし、商品の特徴や最適な組み合わせなどをご提案します。
気になる場合は、下記のボタンからご予約ください。
家事動線を確実に確保できる
適切に配置された食器棚によって、効率的な家事導線を確保できます。
キッチンでの作業は、食材の取り出し・調理・盛り付け・食器の片付けといった一連の流れがあります。
流れに沿った食器棚を配置すれば、無駄な動きを減らし、スムーズな作業が可能です。
例えば、シンクの近くに食器を収納する棚を設置すれば、洗い物の際の動きが最小限で済みます。
食器棚の高さを考慮することで、作業スペースを確保しつつ、必要なものに手が届きやすい環境を作れます。
また、ニーズに合った食器棚の設置によって、収納力が向上するため、家事導線を確保しやすくなります。
食器棚を通じて最適な家事動線を確保できれば、キッチンでの作業がスムーズになり、料理の時間がより楽しくなるでしょう。
動線につきましては、下記記事にて解説しています。是非、ご覧ください。
動線についてはこちらから
ゴミ箱の収納スペースとなる
食器棚にゴミ箱の収納スペースを設ければ、キッチンの美観と機能性を両立させられます。
ゴミ箱を見えないところに収納すれば、キッチンの見た目がすっきりとし、清潔感が増します。
料理をする環境が快適になり、料理の時間を楽しく過ごせるでしょう。
分別用のゴミ箱を複数設置できるスペースを確保することで、デッドスペースの無いキッチンにできるほか、環境に配慮した生活を実践しやすくなります。
また、食器棚にゴミ箱の収納スペースを設けることで、キッチンでの作業効率を上げるだけでなく、料理を楽しむ環境づくりにも大きく貢献するでしょう。
食器棚にこだわりたいと考えているなら、ぜひ綾野製作所にご相談ください。
ゴミ箱につきましては下記記事にて解説しています。是非、ご覧ください。
まとめ
キッチンリフォームでは、補助金制度を利用できます。
ただし、制度によって要件や対象の工事、申請期間などが異なるため、事前の情報収集が不可欠です。
予算の上限のある補助金制度では、受付期間が早期に終了するケースがあるため、補助金制度の利用を検討している場合は、早めの申請をおすすめします。
また、キッチンで料理する時間を楽しいものにしたい場合や、こだわりの食器棚を設置したい場合は、綾野製作所がおすすめです。
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綾野製作所のこだわりについては下記記事にて解説しています。是非、ご覧ください。