キッチンにおいてゴミ箱の設置場所は、動線や作業効率に大きな影響を与える重要な要素です。
この記事では、具体的なゴミ箱の配置方法とアイデアについて解説していきます。
キッチンにてゴミ箱の置き場に失敗しない3つのポイント
この章では、キッチンにおけるゴミ箱の置き場に失敗しない3つのポイントについて解説します。
キッチンでの作業はゴミが出やすいため、動線の邪魔になり、作業効率の低下につながります。
そのためキッチンのレイアウトをする際は、ゴミ箱の置き場所を事前に決めておく必要があります。
ゴミの分別数を考える
ゴミの分別ルールは自治体によって異なります。
そのため、引っ越しでキッチンを新設・リフォームするときは、「前もって居住する自治体でどのようにゴミが分別されているか」についてリサーチを行いましょう。
たとえば、同じプラスチックゴミでも、食品トレイと透明のプラスチックを分別して収集している自治体が多い傾向です。
あらかじめ、ゴミの分別ルールを確認しましょう。
ゴミの量を確認する
ライフスタイルにより、ゴミの量や種類は大きく異なります。
たとえば、自宅で毎日料理をする家庭と、平日はほとんど外食やテイクアウトという家庭では生ゴミの量は違います。
あまり生ゴミを排出しない家庭では、大きな生ゴミ用の置き場は不要です。
ライフスタイルに合わせ必要に応じた大きさのゴミ箱置き場を確保することが大切です。
各ゴミ箱の置き場を考える
ゴミ箱は必ずキッチンにだけ置くのは正解ではありません。
ゴミが出る場所の近くにゴミ箱を設置すれば、その場で処分できるため、室内が散らかる可能性を低減できます。
生ゴミだけでなく、燃えるゴミ・燃えないゴミなど、キッチン内の動線に沿ってゴミ箱の位置を調整することが大切です。
狭いキッチンでゴミ箱を置く方法
狭いキッチンでは、限られたスペースを最大限に活用するために、ゴミ箱の配置を工夫しましょう。
ここでは、狭いキッチンでのゴミ箱の置き方を3種類解説します。
シンク下のスペース活用
シンク下は、狭いキッチン内であれば、ゴミ箱の設置場所として選択肢の1つとなります。
調理中に出る生ゴミをすぐに捨てることができ、作業の効率が向上します。
また、シンク下にゴミ箱を置くことで視界から隠れるため、キッチン全体がスッキリした印象となる点はメリットです。
ただし、シンク下のスペースが限られているため、大きなゴミ箱を設置するのは難しいといえるでしょう。
配管が邪魔になることがあり、ゴミ箱のサイズや形状はよく検討しなければなりません。
シンク下のスペースを有効に活用するためには、次のような小型でスリムなゴミ箱を選ぶことでより効率的な作業が可能となります。
- 引き出し式のゴミ箱であれば、ゴミの出し入れが簡単でスペースを最大限に活用できる
- 蓋付きのゴミ箱を選んだ場合は、あらゆるゴミの臭いを防げる
シンク下のゴミ箱の配置は、配管の位置を確認したうえで、作業の邪魔にならないように心掛けましょう。
また、ゴミ箱の底に消臭剤を置くことで、悪臭の発生を防げます。
壁掛けゴミ箱の利用
壁掛けのゴミ箱は、床のスペースを節約するため、次のような理由から狭いキッチンに適しています。
- 調理台やシンクの近くに設置すれば、作業中に出るゴミをすぐに処理できるため、作業効率が向上する
- 蓋付きのゴミ箱を選ぶことで、悪臭の発生を防げる
壁掛けゴミ箱を選ぶ際は、取り付けが簡単で、しっかりと固定できるものを選ぶことが大切です。
デザインとしては、キッチンのインテリアにマッチするものを選びましょう。
壁掛け式ゴミ箱の配置するポイントは、ゴミ箱の位置を高めに設定し、作業中に腰をかがめる頻度を少なくすることが大切です。
冷蔵庫や食器棚の隙間を利用
冷蔵庫や食器棚の隙間は、通常は使いにくいスペースです。
しかし、ゴミ箱を配置することでキッチン全体のスペースを広く使うことができます。
また、隙間に配置することでゴミ箱が目立たず、キッチンの見た目がスッキリするなど様々なメリットがあります。
しかし、隙間に合わせたサイズのゴミ箱を選ばなければならないことに加え、容量が少ないため頻繁にゴミ出しを行う必要があるため注意が必要です。
広いキッチンでゴミ箱を置く方法
広いキッチンでは、ゴミ箱の配置が作業効率や部屋全体の統一感に大きく影響します。
適切な場所に配置することで、ゴミ捨てがスムーズになり、キッチン全体が整理された印象を与えることができます。
ここでは、広いキッチンでのゴミ箱の置き方を詳しくみていきましょう。
キッチンの側面にゴミ箱を設置する
ゴミ箱の代表的な設置場所の一つにキッチンの側面が挙げられます。
例えば広いキッチンでは、アイランドキッチンを採用しているケースが少なくありません。
このキッチンの側面にゴミ箱を配置することでキッチン動線が短くなり、調理中に出るゴミをすぐに捨てることが出来ます。
また、ゴミ箱がアイランドに組み込まれているデザインであれば、視界にゴミ箱が入らないため、見た目がすっきりし、使い勝手も向上するでしょう。
しかし、キッチンの側面にゴミ箱を設置するとゴミ箱が丸見えになり生活感が色濃くでてしまうため注意が必要です。
パントリー内にゴミ箱を設置する
広いキッチンでは、専用のパントリーが設けられている場合があります。
その場合は、パントリー内にゴミ箱を設置しましょう。
ゴミ箱が視界に入ることを防ぎ、キッチンの作業スペースを広く保つことが可能です。
また、ゴミの臭いも防げるため、効率的なゴミの管理が可能となります。
ただし、ゴミを捨てるためにパントリーまで移動する必要があります。
ゴミ箱の容量や種類によっては、パントリーのスペースを多く占有してしまうデメリットがあるため注意が必要です。
背面収納にゴミ箱を組み込む
広いキッチンでは、背面収納を利用してゴミ箱を配置する方法も効果的です。
壁面収納にゴミ箱を組み込むことで、ゴミ箱が視界から隠れ、キッチン全体がスッキリとした印象を与えられます。
また、ゴミ捨ての動線が短く、作業効率が向上します。
他にも背面収納には、掃除用具を収納できるため万が一、ゴミ箱の中のゴミを落としてしまってもすぐに掃除することが出来ます。
背面収納にゴミ箱を組み込むならAYANOがおすすめ
背面収納にゴミ箱を組み込みたい場合は、AYANOがおすすめです。
AYANOで知られる綾野製作所は、1960年創業の家具メーカーです。
造り付けではない置き家具を専門とし、おもに「食器棚」「テレビボード」「ダイニングテーブル」の3製品を手掛けます。
なかでも食器棚に関しては、さまざまなユニットを組み合わせて理想の形にできる「ユニット式食器棚」を早くから作りはじめた、草分け的メーカーです。
現在もユニット式食器棚の分野では、ユーザー様や業界の方から高い信頼をいただいています。
湿気と嫌な臭いを取り除くモイスを活用
「背面収納にゴミ箱を組み込むと臭い匂いが、収納の中にこもってしまう」と心配している人がいるかもしれません。
綾野製作所では、そのような方に向けてモイス搭載のモデルを用意しております。
モイスは、天然素材で作られた薄い板状のパネルで、調湿、耐熱、消臭、吸湿などの効果がある素材です。
この素材を使うことでキャビネットに内蔵したダストボックスから発生する臭いは、モイスの消臭効果により低減されます。
そのため、キャビネット内に嫌な臭いがこもりづらく快適にキッチンを利用できます。
フレキシブルな収納力
綾野製作所では、様々な収納物を想定して家具を作成しています。
ゴミ箱の組み込みを想定したスペースの横幅は40cm、60cm、80cmのバリエーションを揃えています。
他にも、引出しタイプやワゴンタイプ、フルオープン、高さを抑えて家電や調理器具などの収納力を高めたものなど綾野製作所のこれまでの経験を反映させた、最適なサイズやバリエーション、タイプで展開しています。
綾野製作所は、様々な収納シーンに合わせたアイテムを用意しているため、あらゆる収納のニーズに対応する事ができます。
豊富なカラーバリエーションと多彩なデザイン
綾野製作所では、豊富なカラーバリエーションや多様なデザインを用意しています。
食器棚の前板(扉)は、72色の中から好きなカラーを選べます。
カウンター天板は13色、扉のガラス部分は通常の「ホワイト」だけではなく「ダーク」と「クリア」の2色から選択できます。
※内容はシリーズによって異なります。
そのため、これから作りたいキッチンのテイストに合わせて空間に馴染む食器棚を作成できます。
綾野製作所ではシミュレーションシステムを用意しています。是非シミュレーションシステムをご活用ください。
背面収納の組み合わせを考える際にプロに相談できる
背面収納の組み合わせを考える際にプロに無料で相談ができます。
綾野製作所のスタッフは、家具コーディネート提案が得意です。
お客様のご要望をお伺いし、お客様に寄り添った長くご愛用いただける食器棚をご提案します。
また、背面収納にゴミ箱を組み込む際は、是非プロに相談しましょう。
綾野製作所では、オンライン相談会を開催しております。
お客様側のカメラをオフにしてご参加いただくことも可能です。是非、ご活用ください。
まとめ
キッチンでのゴミ箱の配置はシンク下、壁掛け式、冷蔵庫や食器棚の隙間など、スペースを最大限に活用する工夫が重要です。
各配置方法には利点と注意点があり、自分のキッチンのレイアウトや使用頻度に合わせて最適なゴミ箱の設置を選ぶことが求められます。
適切なゴミ箱の配置によって作業効率が向上し、キッチン全体が清潔で美しい状態を保つことにつながるといえるでしょう。