食器棚の扉は何を基準に選ぶ?ポイントを解説

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キッチンにおいて、食器棚の扉はデザインと機能の両方において重要な役割を果たしています。

この記事では、食器棚の扉の種類や各種類のメリットとデメリット、効果的な選び方などについて詳しくみていきましょう。
今から、食器棚を購入する場合や食器棚の扉を取り替える場合の参考にしてみてください。

また、綾野製作所では、オンライン相談を実施しています。
食器棚のことを知り尽くした専任スタッフが、お客様のご要望をお伺いし、お客様に寄り添った長くご愛用いただける食器棚をご提案いたします。

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食器棚の扉の種類と特性を徹底解説

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ここでは、食器棚の扉の種類と特性についてみていきましょう。それぞれの扉のメリット・デメリットを把握することで、キッチンに合う扉の種類を選びやすくなります。

引き戸のメリットとデメリット

引き戸は、横に滑らせて開閉する仕組みの扉で、スライド扉とも言います。
動線の確保がしやすいため、キッチンやリビングの空間を有効に使いやすくなります。
開閉時に前方のスペースを必要としないため、狭い場所でも使いやすい点もメリットです。

また、静かで滑らかな動作が求められるため、レール部分の設置とメンテナンスが重要になる扉だといえるでしょう。
しかし、レールが汚れやすく、定期的な清掃が必要となります。

開き戸のメリットとデメリット

開き戸は、一般的なヒンジを使って前方に開閉する扉です。
シンプルな構造で、取り扱いが容易であり、修理や交換も簡単です。
また、デザインのバリエーションが豊富で、さまざまなインテリアスタイルに合わせやすい点も魅力です。

ただし、開閉時に一定のスペースが必要となるため、狭いキッチンや通路が限られている場所では扉を全開にできない可能性があります。
他の家具や家電の動線上にある場合、扉にぶつかりやすくなるため、十分なスペースと利用する環境を考慮して設置しましょう。

折りたたみ扉のメリットとデメリット

折りたたみ扉は、扉が複数のパネルに分かれ、それぞれが折りたたまれることで開閉する扉です。開口部が広いため大きな食器を出し入れしやすくなります。
また、扉を開けた状態であってもスペースを取らないため、狭い場所にも設置できる点がメリットです。

しかし、折りたたみ構造のため、開閉の動作が複雑です。
そのため、ヒンジやレールのメンテナンスが難しいケースもあります。また、他の扉タイプに比べて購入コストが高くなる点も知っておきましょう。品質の高い製品であれば、耐久性も向上する点も折りたたみ扉の特徴です。

フラップ扉のメリットとデメリット

フラップ扉は、前方に扉が倒れる、もしくは跳ね上がるタイプの扉です。
扉を前面に全開できるため、収納物を探す時や大きな収納物を出し入れする場合に最適な扉です。

一方で、扉を全開にするためには、前方にスペースが必要です。
また、過剰な荷重がかかった場合は、金具自体が破損してしまう可能性があるため注意が必要です。

食器棚の扉を選ぶ際に気を付けるポイントとは?

 

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食器棚の扉の交換は、キッチンの雰囲気を一新し、機能性を向上させる効果的な方法の1つです。
適切な扉を選び、正しく設置すれば、実用性も高まります。
ここでは、扉を選ぶ際のポイントや交換手順について、みていきましょう。

材質やデザインから最適な扉を選択しよう

扉の材質には様々な種類があり、それぞれ以下のように耐久性や見た目に大きく影響します。
キッチンのスタイルに合わせて、適切な材質を選びましょう。

  • 木目調は温かみがあり、柔らかな印象を作り出せる

  • ガラスは軽やかでモダンな印象を作れる

  • 金属はスタイリッシュで耐久性を高められる

扉のデザインはキッチン全体の印象を大きく左右するものです。
モダンやクラシック、カントリーなど、様々なデザインスタイルがあるものの、家全体のデザインと調和するものを選択しましょう。
例えば、カウンターや壁の色、床材、照明器具などと扉のデザインが調和するように選ぶと統一感を演出できます。

機能性を意識し最適な扉を選択しよう

キッチンでの作業効率を上げるため、操作性の高い扉を選びましょう。
例えば、次のような選択肢が考えられます

  • 扉の開閉スペースがない場合は、引き戸を選ぶ

  • 扉が閉まる直前にスピードが自動的に減速し、静かに閉まるソフトクローズ機能付きの扉にする(消音、安全性が高められる)

どのぐらいの頻度で使用するのかといった耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮し、長く快適に使える扉を選ぶことが重要です。

綾野製作所では、この度、シミュレーションシステムをスタートさせました。
お客様自身で最適な扉の組み合わせをお試しいただけます。
是非、ご活用ください。



食器棚の扉を長く使用するために意識するポイントとは

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食器棚の扉を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと適切な使用が重要です。
ここでは、食器棚の扉を長く使用するためのポイントについてみていきましょう。

普段のお手入れ

普段のお手入れは、柔らかな布で乾拭きしましょう。
ホコリや軽い汚れを取り除くことができ、材質も木製やガラス、金属と幅広く対応可能です。
汚れが付着した場合は、次のような手順で水拭きを行いましょう。 

  1. 固く絞る: 布を水に浸し、しっかりと絞って余分な水分を取り除く。布が湿っている程度で問題ない

  2. 水拭き: 軽く拭き取るようにして、汚れを除去する。強くこすらないことを意識する

  3. 乾拭き: 水拭き後は、すぐに乾いた柔らかな布で乾拭きを行う。水分を完全に拭き取る

とくに、木製家具は水に弱いため、乾拭きや専用クリーナーによって汚れを防ぐメンテナンスも大切です。
ヒンジやレールに関しては、拭き取りに加えて潤滑剤の塗布も行いましょう。

酷い汚れがある場合

水で薄めた中性洗剤を使用しましょう。
適量の中性洗剤をバケツやボウルに入れ、水で薄めます。
洗剤の濃度は製品の指示に従い、多くの場合は水1リットルに対して数滴の洗剤が適量といえます。
その後、洗剤を布にしみ込ませ、汚れを拭き取ります。拭く際は強く擦らないことが大切です。また、洗剤が残っている場合は多くの扉にダメージを与えるため、水拭きを行い、洗剤の成分を取り除きましょう。

食器棚の扉は適宜、調整しよう

食器棚の扉は、日常的に使用すると、徐々に歪み、ズレてしまうケースがあります。
次のように適切な調整を行うことで、扉のスムーズな開閉を維持し、長期間にわたって快適に使用することができます。

チェックする順番 調整内容
1. 扉の傾きやズレを確認する

扉が正しく閉まるか、隙間がないか、開閉時に引っかかるかをチェックする。

目視で構わないが、扉の傾きやズレを確認し、上部と下部の隙間が均等かどうか、左右の位置が揃っているか確認する。

2. ヒンジの調整 上下、左右、前後のヒンジをネジで調整する。上下は扉の位置、左右はバランス、前後は傾きが調整できます。
3. 引き戸のレール調整 レールの歪みと車輪の高さをチェックする。調整ネジで調整できなければ、専門家に依頼しましょう。


まとめ

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食器棚の扉を選ぶ際には、機能性とデザインを考慮しましょう。
扉の種類としても引き戸や開き戸、折りたたみ扉、フラップ扉などがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため、キッチンのスペースや使用状況に応じて、適切な食器棚の扉は異なるといえるでしょう。

適切な扉を選び、正しく設置することで、キッチンの使い勝手と統一感を改善できます。食器棚の扉は、キッチンデザインの重要な要素であるため、慎重に検討しましょう。

綾野製作所では、オンライン相談を実施しています。
食器棚のことを知り尽くした専任スタッフが、お客様のご要望をお伺いし、お客様に寄り添った長くご愛用いただける食器棚をご提案いたします。

食器棚選びは人生で何度も買い替えるものではありません。そのため、失敗しないようにプロの意見を聞くことも大切です。

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