食器棚の引出しコレクション 使いやすい引出しはバリエーションから選ぶ

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料理をするときも、お気に入りの食器を選ぶ際も、食器棚が使いやすいとキッチンタイムがより楽しくなりますよね。そして、食器棚の使い勝手を左右することとして忘れてはならない要素があります。それは、引出しです。

AYANOの食器棚の引出しは、幅や高さ、奥行などのサイズが多種多様。毎日触って使う場所である引出しだからこそ、開け閉めの際の音がとても静かなど、細部に至るまで使い心地の良さを追求しています。
今回は、AYANOの食器棚のさまざまなバリエーションの引出しについてまとめてみました。ぜひ、ベストな食器棚選びの一案としてお役立てください。

まずは、引出しのベーシックについてご紹介しましょう。
引出しを選ぶ際のチェックポイントも、あわせて列記します。

奥行

奥行がどれくらいあるかによって、使いやすさはだいぶ変わります。広ければ収納力は上がり、狭めなら食器棚の前のスペースを広く活用できます。
AYANOの場合、キャビネットの奥行サイズは45cmもしくは50cmを選ぶことができます。※実際の引出し収納可能寸法はキャビネットの奥行サイズよりも少なくなります。

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高さ

食器棚そのものの高さだけでなく、引出しひとつひとつの高さもチェックしましょう。作業台の高さも非常に重要です。AYANOの場合、作業を行うカウンター(天板)までの高さは、96cm、91cm、86cmの3タイプがあります。
どのサイズを選ぶかは、ご自身の身長に合わせた選択を。カウンターにレンジなどの家電を置くことも考慮して、店舗やショールームでぜひ体感して、ぴったりのものを見つけてほしいものです。

引出しの高さには多くのバリエーションがあり、たとえば、ハイカウンタータイプの3段引出し(天板高さ96cm)は、さまざまなアイテムを豊富に収納できます。ペットボトルなどの背丈の高いものから、平皿などの幅の広いものまで、たっぷり収められます。収納したいものを考えて、使いやすいタイプをご検討いただければと思います。

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耐荷重、耐久性

意外と見落としがちなのが、選んだ引出しは、どれくらいの重さに耐えられるかという点です。
食器棚の引出しには、食器や調味料、保存食など重量感のあるものをしまいます。そのため、結構重くなるのです。
また、それほど多くのアイテムを入れないとしても、耐久性はチェックしておきたいもの。長い期間使えるよう、しっかりとした作りを選んでいただきたいと思います。
AYANOの場合、世界中で使われていて高品質と定評のある、ドイツ・ヘティヒ社の引出し部品を使用しています。コストは要するけれど、長く愛用できるものをあえて購入する。その選択も一案です。

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ソフトクローズ

引出しには、特に仕掛けのない通常の引出しがある一方、スムーズに閉まる仕組みが施されたタイプもあります。閉める際、ガチャンと音が鳴るのは嫌ですよね。そして、物音がしないよう毎日気を遣わなければならないとしたら、それは結構なストレスになると思います。しかも、食器棚の引出しには、大事なお皿などの壊したくないものが入っているわけですから、ゆっくり静かに閉まるタイプの引出しを選びたいものです。

AYANOの引出しは、重量があっても軽く開けられて、そっと押すだけで動き、閉まる直前にはゆっくりと減速する。使う人にとってノンストレスな構造。なめらかな動きであることから、AYANOでは「ソフトクローズ」と呼んでいます。

 

デザイン性

食器棚の印象は、色はもちろん、引出しの面の部分や金具、そして取手などの質感やデザインによってだいぶ変わります。
一般的には、高級なラインの食器棚には、ベストを追求したこだわりのパーツが付いています。気品を感じさせるものやクールな印象のものなど、タイプはさまざま。ぜひ、ご自身のお好みに合うものを探していただきたいです。

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次は、AYANOのハイグレードの機能とデザイン性を誇るPSシリーズを例に、AYANOの食器棚の引出しバリエーションをお伝えしましょう。
ご紹介するのは、主に、AYANO製品の下キャビネットについてです。幅や奥行のサイズ、上キャビネットのタイプ、全体の構成などは自由に選択できます。「こういうのがいいな」「ああいう機能があるといいな」など、この記事を読みながら想像を膨らませていただければと思います。高さは、いずれも、天板を含めて96cmです。

4段引出しタイプ

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さまざまなアイテムが溢れるキッチンにふさわしい、下キャビネットが引出し収納庫になっているベーシックな構成です。写真のタイプは、幅60cm、奥行50cm。

3段引出しタイプ

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大きめの鍋や背丈の高い調味料を入れるなら、下段が深い3段引出しがおすすめ。
デッドスペースになりがちな上部を活かすため、3段目の深底引出しの部分には、可動式の棚が付いています。写真は幅60cm、奥行50cm。

2段引出し・ゴミ箱内蔵タイプ

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ダストボックスを引出しのなかに内蔵するという手もあります。写真は幅60cm、奥行50cm。また、こちらのダストボックスは30リットルクラスで、引出しの横幅を80cmにするとダストボックスは3つ並べることができます。

引出し+オープンスペースタイプ

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一部が、自由に使えるオープンスペースになっているタイプ。こちらにサイズがぴったり合う専用ワゴンを使用し、ダストボックスを収めることも可能。ふだんは使いやすい場所に置いておき、収納したいときはこのスペースへという、臨機応変な使い方ができます。写真は、幅60cm、奥行50cm。

家電収納+引出しタイプ

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下部分が深い引出しで、そのうえに家電収納スペースを設けたタイプ。家電を置いた部分はスライドテーブルになっているため、手前に引出すことで操作がしやすくなっています。ここにも、静かになめらかに動く「ソフトクローズ」機能が搭載されています。写真は幅60cm、奥行50cm。

2段引出し(スライドテーブル内蔵)タイプ

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深めの引出し2段のうえにスライドテーブルが内蔵されていて、ちょっとした作業台や、一時的にものを置くスペースとして便利に使えます。このあたりの、かゆいところに手が届くという実用的な面もAYANOならではのこだわりです。写真は幅40cm、奥行50cm。

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「引出し」とひと言で言っても、いろいろなタイプがあることをおわかりいただけたと思います。
また、収納する場所としては、引出しではなく開き戸の棚のなかにしまうという選択も。それぞれにメリットとデメリットはありますので、使い勝手のいいほうを選んでいただくことをおすすめします。

■開き戸のメリット=棚板の高さを変えられるので、さまざまな高さの収納物に対応可
■開き戸のデメリット=奥に収納しているものを取り出すときに、手前のものを、いったんほかの場所に移さなければならない

■引出しのメリット=奥に収納しているものも、上から一望できるので取り出しやすい
■引出しのデメリット=高さのあるものを入れられない(=3段引出しでは対応可)

AYANOの引出しは、いろいろなケースに対応できるようバリエーション豊富に取り揃えています。たとえば、調味料やお鍋をたくさんお持ちのかたは、深底引出し。または、カトラリーや保存食がたっぷりあるというご家庭は、使い勝手よく分類できる4段引出しなど、それぞれのご事情で使いやすいものは大きく変わるのです。

ご自身のキッチンに最適の引出しはどんなタイプだろう? と想像を膨らませながら、ぜひ、理想の食器棚選びを楽しんでください。そして、AYANOが気になっていただけたら、取り扱い店舗やショールームで、現物を見て触って、実際の使い心地を試していただければと思います。

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