キッチンのコンセント「足りない」「使いづらい」を解消するアイデア

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便利なキッチン家電が増え続けている今、使用する家電のコンセントについて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 「キッチンのコンセントが足りない」、「コンセントの位置が使いづらい」と思っていませんか。

綾野製作所にも実際、多くの方からコンセントについてお問い合わせをいただきます。 そこで今回は、家具メーカー綾野のキッチンコンセントのアイデアをご紹介します。

「キッチンのコンセントが足りない問題」を、食器棚で解決

食器棚に長い期間向き合い、製造してきた綾野製作所。食器棚を単なる棚としてではなく、キッチン全体を視野に入れながら、使う人のことを考え、使う人の目線で設計を行なっています。

その表れのひとつが、コンセントへのこだわりです。

上キャビネットの家電収納部分となるオープンエリアには、両サイドにコンセントを設置しています。また、下キャビネットにも、炊飯器などの家電を置くことを想定した部分には、コンセントが設置されています。

例えば、横幅120cm、高さ200cm程度の食器棚を組んだ場合、一般的な組み合わせ方でも最大6口のコンセントを設置することが可能です。
(上キャビネットの両サイドに4口、下キャビネットの家電設置部分に2口)

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上キャビネットの両サイドにコンセントがあるので、どんな配置にしても家電が使いやすい設計になっています。多くの家電に対応できるよう配慮されています。コンセントの数が多ければ、頻繁な抜き差しや、家電を使用するたびに移動させるのが面倒という悩みも解消することができます。

また、コンセントの数を増やそうと電源タップを追加したり、いわゆるタコ足配線にした場合、コンセントコードが煩雑になってしまい見た目が悪いだけではなく、その部分に埃がたまるなど衛生面の不安もあります。家電の位置を計算して設計された綾野の食器棚は、使いたい部分にコンセントがあるので、ケーブルもすっきりとし、お手入れも楽に行うことができます。

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一点、ご注意いただきたいことは、使用ワット数です。
1つのコンセントから取り出せる最大容量は基本的に、二つ合わせて1500wとなっています。家電によっては、一台で1500wに近い消費電力を持つものもあるので、ご確認の上ご使用ください。

 

キッチンのコンセント事情を改善するための細部のこだわり

綾野食器棚のキッチンコンセントは、「外付けタイプ」と「埋め込み式タイプ」があります。

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外付けタイプの場合は、背板にある配線孔からコードを通し、自宅側のコンセントにプラグを差します。

埋め込み式タイプの場合は、背板からコードが出ているので、外付けタイプ同様コンセントを自宅側のコンセントに差し込みます。

元のコンセントが食器棚で隠れてしまう場合は、壁とのすき間を作らないように上キャビネットのオープン部に背板穴あけ加工ができます。穴あけ加工ができる範囲と切断面の処理は、シリーズによって異なります。

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穴あけ加工をされる際は、余裕をみて加工位置と寸法をご指定ください。

また、耐熱性に優れて火災につながりにくい「耐熱コンセント」と、プラグの根本に絶縁処理を施しトラッキング火災が起きづらい「トラッキング防止プラグ」で、安全にご利用いただくための工夫もしています。

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終わりに

キッチンのコンセントが足りない問題のアイデアについて、解説させていただきました。

実際のご家庭では、コンセントに多少の使いづらさがあっても、「なんとかしてしまう」ケースも多いと思います。しかし、安全に、かつ余裕を持って便利な家電を使える、というのは大きな喜び。キッチンがより楽しい場所になります。また過不足なくスッキリとケーブルが整理されると、とても気持ちの良いものです。ぜひキッチンの電源を考える際には、食器棚も含めてご検討ください。

その他、ご不明点などがあれば、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。また、製品を見たいという方はお近くの販売店や、東京ショールームへぜひお越しください。

 

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