キッチンの背面収納はどう選ぶ? 楽しいキッチンライフの作り方

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食器やものをしまうために、キッチンの背面に食器棚(いわゆる「背面収納」と呼ばれるタイプのキャビネット)を設置しているお宅は多いと思います。毎日使うだけに、利用のしやすさはもちろん、デザイン性においても納得できる仕上がりにしたいものですよね。

しかし、サイズが大きいということもあり、買い替えやリフォームはなかなか簡単にはできません。満足のいく背面収納を購入するには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。ポイントをまとめました。

 

キッチンの背面収納の「作り方」

背面収納の購入方法は、一般的に3通りあります。

①新築マンションを購入する場合などの「オプション」「造作」として設置する。
 →デベロッパーが提示する「オプション」から選択するのが一般的。

②建築業者やリフォーム業者に製品を依頼する。
 →プランニングごとオーダーする。

③置き家具を購入する。
 →家具店で購入。カスタマイズができる「セミオーダー」タイプもある。

上記のうち、①と②は高額になる傾向が高いです。
業者に支払うマージンが派生するだけでなく、背面収納そのものの値段が高額になります。しかし、サイズや寸法はキッチンにぴったり合う仕上がりです。

一方、③の置き家具は比較的にリーズナブルに済ませられます。寸法やデザイン、使い勝手などを少し変更したい場合は、セミオーダーやカスタマイズをすることで、理想のものにかなり近づけることができます。

 

背面収納のタイプ

背面収納には、大きく分けて以下のようなタイプがあります。

スタンダードタイプ

中央部分がオープンスペースになっていて、そこに家電を置いたり、作業台としても使えたりします。そのほかの部分は、引出しや開き戸、引き戸になっていて、食器や細かなものなどを収納できます。

AYANOの場合、6シリーズでスタンダードタイプを展開しています。デザインや価格帯に違いがあります。

PS(プロージット)

blog_ps最高峰の機能と意匠性を纏うシリーズ。使い心地を突き詰めた最新鋭の引出し「アーキテック」を始め、暮らしに寄りそう機能も結集。

 

AX(ベイシス)

blog_ax初搭載されたスパイスラックや、空間を引き締めるアウトセットの引き戸など、先進の機能と細部まで施された意匠が特長です。

 

CX(クラスト)

blog_cx上キャビネットの収納の使い勝手が快適な、ミドルカウンターシリーズ。マグネットを貼れるホワイトボードの扉も好評です。

 

SW(スタイン)

イメージ写真_SW上質でありながら、しなやかに調和することで暮らしをそっと華やかに演出します。ハイカウンターの下キャビネット採用で、家電の使いやすさが抜群です。

 

I(カンビア)

blog_i上下のキャビネットそれぞれの高さを選べるフレキシブルなシリーズ。シルエットや機能性を追求し、不要な要素を排除したミニマルさも魅力です。

 

R(アリシア)

blog_rキッチンからダイニング、リビングをひとつにつなぐデザインファニチャー。統一されたコンセプトに、より空間全体を美しく整えます。

 

カウンタータイプ

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上部にキャビネットがなく、カウンターをフル活用できる背面収納です。作業スペースや家電置き場として活用でき、広々とした作りは開放感をもたらします。
AYANOの場合は下キャビネットとカウンター天板を選ぶだけで、簡単にカウンタータイプが実現します。

 

オープンスタイル

カウンタータイプを選んだうえで、上部はオープンな棚に仕立てるオープンスタイルを選ぶ人も増えています。

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AYANOのオープンスタイルは、KN(キーノート)シリーズ。見せる収納を実現しつつ、下キャビネットには引き出しを備えていることで、オーソドックスなタイプの使い勝手も叶えます。
オープンな棚を作る場合、通常は家の壁にビスを入れる必要がありますが、キーノートはビスでの固定は不要。壁を傷つけることなく、オープンスタイルを楽しめます。

 

大容量の縦型タイプ

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作業スペースが不要な場合は、全面が収納になっているタイプを選ぶと利便性が高いでしょう。
AYANOの場合、SH(シャンティ)は、軽く開閉できる大型引き戸が扱いやすく、スイング扉によって「隠す収納」も可能です。家具メーカーらしい細部の作り込みが使い勝手を生み、さらに色が統一されていることで、キッチン全体をすっきり広く見せます。

 

キッチンの背面収納の選び方

背面収納には、大きく分けて「スタンダードタイプ」「カウンタータイプ(オープンスタイルを含む)」「大容量の縦型タイプ」の3種類があることがわかりました。

どのタイプを選ぶかについては、見た目のよさも大切ですが、毎日使うものなので、やはり使い勝手を重視することをおすすめします。
そのためには、まず、キッチンにどれくらいのサイズの背面収納を置けるのかを把握して、収納するものの量をチェックしておきましょう。

次に、どのように使うのかをイメージします。
レンジなどの家電を頻繁に使いつつ、食器などの収納場所も確保したいのであれば、「スタンダードタイプ」を。
さらに、作業台としても活用して、お気に入りの家電をディスプレイしたい場合は「カウンタータイプ」や「オープンスタイル」を。
また、何よりも収納スペースを確保したいというお宅であれば「大容量の縦型タイプ」という風に、ご自宅にふさわしい背面収納を選択したいものです。

どのタイプにするのかを決めたら、カウンターの高さや奥行についても考えましょう。AYANOの場合、カウンターは「ハイカウンター(約96cm)」「ミドルハイカウンター(約91cm)」「ミドルカウンター(約86cm)」の3種類から、奥行は「45cm」「50cm」の2種類から選べます。

一般的に、カウンターの高さが高いと家電を使いやすくなり、反対に高さが低いと上キャビネットの収納が使いやすくなるなど、それぞれに利点があります。また、奥行は浅い場合は収納力が下がりますが、その分キッチンの通路は広くなります。

どのタイプの背面収納を選ぶにしても、ご自身の身長や使い勝手によって感じ方は大きく変わります。納得のいく背面収納を選ぶためにも、ショールームや店舗で実物を見て、一度体感してみてはいかがでしょうか。

 

キッチン背面収納の活用方法Tips、考え方

ご自宅にぴったりの背面収納が見つかったら、心地よく活用したいものです。そこで、快適な使い勝手を生む収納のポイントを紹介しておきましょう。

まず、毎日使う食器類は、手がすぐ届く場所に置きます。目の位置の高さは、ものを出し入れしやすいゴールデンゾーンなので、ここに、頻繁に使うものをしまいます。

また家電についても、使用頻度が高い電子レンジやトースターなどは、手が最も届きやすい場所に配置するのがおすすめです。

引出し収納のポイントは、下キャビネットの一番上が最も開け閉めしやすい位置にある「スタンダードタイプ」や「カウンタータイプ」の場合、そこに多用するスプーンやフォークなどのカトラリーを入れるのがおすすめ。2番目の引出しは炊飯器の近くにある場合が多いので、お茶碗を入れておくと便利です。

このように、すぐに使える場所に収納することが大事です。反対に、使用頻度が低い食器や保存食などは、下のほうの引出しに入れておきましょう。さらに、食器洗い乾燥機を使う場合は、下キャビネットの引出しを食器収納にしておくと、一歩も動かずに食器を片付けられて動線がスムーズです。

 

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背面収納のタイプ、選び方、活用の仕方を頭に入れて、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。AYANOでは、お客様のご要望に最適のものを、セミオーダー形式でご用意いたします。お気軽にご相談ください。

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