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新築住宅のキッチンの選び方とは?理想のキッチンに仕上げるポイントを解説

作成者: test-user|2025/08/28

新築住宅では楽しく料理ができるキッチンづくりにこだわりたい、けれど自分に合うキッチンがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、理想に近いキッチンづくりのために知っておきたいレイアウトと形状の特長、失敗しないための注意点を紹介します。ぜひ参考にしてください。

キッチンのレイアウトの種類と特長

キッチンの選び方として、まずは家全体の中でキッチンをどう位置づけるかを考えてみましょう。

間取り決めの段階で、リビングやダイニングとのつながりの程度を考えながら自分や家族に合ったキッチンのレイアウトを選ぶことが大切です。

・ほどよい解放感を得たいなら対面キッチン
・回遊性を重視したいならアイランドキッチン
・キッチンとダイニングが横並びのレイアウトが良いなら横並びダイニングキッチン

それぞれ解説します。

 

ほどよい解放感を得たいなら対面キッチン

リビングやダイニングに隣接した位置に設置する対面キッチンは、リビングやダイニングとの境にどの程度の壁をつくるかによって開放感の度合いを調整できます。

作業台とダイニング側の間に腰壁を設けるタイプだと、ダイニング側への水はねを防げる上に、来客時でも作業中の手元を隠せるため気を使う必要がありません。

コンロ前だけに壁をつくるフルフラットタイプだと、シンクから調理台までがオープン状態のため、よりリビングやダイニングとの一体感が強く開放感のある印象になります。


回遊性を重視したいならアイランドキッチン

キッチン本体の4面すべてが壁と接していないアイランドキッチンは、フルフラットタイプのキッチンの進化形です。
キッチン本体の4面すべてが壁と接していないため、キッチンの周囲を回遊できスムーズな動線を確保できます。

理中に家族と会話したり、一緒に調理を楽しんだりしやすく、コミュニケーションが取りやすいでしょう。


キッチンとダイニングが横並びのレイアウトが良いなら横並びダイニングキッチン

横並びダイニングキッチンは、動線がコンパクトになるため家事効率が向上しやすいと言われています。さらに、見た目もすっきりとまとまるため、機能性だけでなくおしゃれな空間を求めるご家庭にも人気です。

詳細は、下記記事をご覧ください。

間取り決めの段階では、キッチンとリビングやダイニングとのつながりという視点でキッチンレイアウトを考えましょう。

 

キッチンの形状の種類と特長

キッチンのレイアウトが決まったら、次はキッチンスペースの中に目を向けてキッチン本体を選びます。

普段の調理作業の手順を踏まえて、使いやすい形状を選ぶことが重要です。

・I型キッチン
・L型キッチン
・Ⅱ型キッチン
・U型(コの字型)キッチン

それぞれ解説します。


I型キッチン

シンクと調理台、コンロが横一列になっているため、調理中に左右に動くだけで済むコンパクトさが魅力です。
対面キッチン、アイランドキッチン、独立キッチンいずれのレイアウトにも配置できます。


L型キッチン

L型ワークトップそれぞれの辺にシンクとコンロを配置しているため、効率的に動けます。
調理台が広く取れ、2人での調理作業がしやすいです。
アイランドキッチン以外のレイアウトに配置できます。

 

U型(コの字型)キッチン

ワークトップはコの字型ですが、L型キッチンにI型の作業カウンターを設置するパターンが一般的です。
シンク面をダイニング側に向ける対面キッチンもしくは独立キッチンのレイアウトに設置できます。

キッチンの形状は調理作業のしやすさに直結するため、動線や調理人数に考慮しながら選びましょう。

 

キッチン選びに失敗しないための注意点

新築住宅のキッチンの使い勝手は、レイアウトと形状だけでは決まりません。

キッチン選びに失敗しないための注意点を解説します。

・収納スペースは収納力と使いやすさのバランス重視する
・調理台は70cm以上確保する
・部屋の統一感を意識する
・必ずショールームで実物を確認する

それぞれ解説します。


収納スペースは収納力と使いやすさのバランスを重視する

食器や調理器具、キッチン家電など、キッチンには収納しておくものがたくさんあります。キッチンの背面やサイドに食器棚やキッチンカウンターを設置しておくと、ものの整理がしやすくなり調理作業もしやすいです。

特に対面キッチンやアイランドキッチンは、吊り戸棚を設置しないケースが多いため注意しましょう。
スペースが狭いなら、食器とキッチン家電を両方収納できるタイプの食器棚を選ぶのがおすすめです。

収納不足にならないよう設計段階から収納スペースもしっかりチェックし、調理台にものを出しっぱなしといった状況を避けてください。

また、キッチンの背面に収納をつけることで収納力が高まります。

詳細は、下記をご覧ください。
キッチンの後ろの収納をどうする?背面収納の選び方や意識すべきポイントを解説!

ただし、単に広い収納スペースをつくっただけでは調理作業の効率化にはつながりません。

手が簡単に届く範囲の高さである「アイレベル」に使用頻度の高いアイテムをまとめて収納しましょう。
アイレベルは人によって高さが異なりますが、主にキッチンを使う人の腰高から肩あたりまでを基準にしてください。


調理台は70cm以上確保する

下ごしらえ段階でまな板やボウルやバットを並べる、盛り付け段階では複数の平皿を並べるといったことを考えると、調理台の幅は最低でも70cm2人で同時に作業するなら100cm前後は欲しいです。

一般的なシステムキッチンは255cm270cmを採用するケースが多く、255cmなら7590cm270cmなら75cm前後の調理台スペースが取れます。シンクやコンロの種類・配置によって調理台スペースの幅も変わるため、キッチン本体の仕様を決める際に、調理台スペースをどれだけ取れるかよく確認して決めましょう。

また、キッチン内の導線を意識することも大切です。

詳細は下記をご覧ください。
理想的なキッチンの動線とは?理想的なレイアウトのポイントを解説


部屋の統一感を意識する

機能性重視とは言え、やっぱりインテリアコーディネートも考えたい!
そんな方は、食器棚の色味をキッチン、もしくはキッチンの床や壁紙と合わせてみましょう。キッチン全体に統一感が出て手軽におしゃれなキッチンを作れますよ。

こちらの記事では、白系のキッチンと黒系のキッチンの比較をしています。

詳細は下記をご覧ください。
食器棚は、白と黒どっちがおすすめ?白と黒、それぞれのメリットデメリットを徹底解説


必ずショールームで実物を確認する

キッチンのサイズや扉色はカタログでは把握できません。設置してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、検討段階と発注前の最低2回はショールームで実物を確認してください。
ショールームに行った際は、食洗器や加熱機器の機能説明もあわせて受けておくと安心です。

綾野製作所ではショールーム予約を受け付けております。予約は下記リンクよりご予約ください。

キッチン本体だけに注目せず、キッチン全体の使いやすさを考慮して選びましょう。

 

まとめ

 

新築時は理想的なキッチンをつくるチャンス!

新築住宅での過ごしやすさの要となるキッチン。
調理中の動線や収納スペースの仕様など、ひとつひとつしっかりチェックして理想のキッチンをつくってくださいね。

また、綾野製作所の食器棚・テレビボード・ダイニングテーブルの魅力を下記記事にて解説しています。
よろしければご覧ください。